お手軽に手のひらサイズ真空管ギターアンプを製作
DIY Palm-sized vacuum Tube Guitar Amplifier Head
easy to build guitar tube amp
市販DC-DCモジュール基板利用で、手軽に小型アンプ制作
DC-DCを除けば小型化のために特別な回路は無く、普通の真空管アンプですから市販モジュール基板を使用することによりハードルは下がるのではないでしょうか。
・45-390V High Voltage Boost Converter Module
(ebayにて1,000円以下で購入可能)
・高圧/ヒーター共に市販DC-DCモジュール電源基板を利用
・ACアダプター電源
・アンプ部は1球のThe Squirrel Monkey (6AF11使用)
・制作費1万円以下
・ケースサイズ100mm X 70mmで球の高さまでが87mm
・本体重量:約600g
(2016.03.19)
Hammond 1590Sケース配置考察
ケース幅が有りますので、前作より一回り大きい東栄変成器T-850トランスが余裕でのります。
TOEI Transformer
・T-600 7k : DC15mA
・T-850 7k : DC20mA
・T-1200 7k : DC25mA
内部はボリューム・スイッチ類のスペースを確保して高圧DC-DCを取り付ければOKでしょう。
ヒーター用DC-DCは小型なので、何処にでも実装可能。
・MP1584EN DC-DC Step Down Module
(ebayにてUS $1 ぐらい)
(2016.03.26)
Hammond 1590B ケース配置考察
ターミナル端子を外して利用すればボリューム等の取り付け出来そうです。
又は、基板の放熱器部分を切り取りFETをケースに直付けすれば10mm程のスペースが確保出来ます。
タカチ TD7-10-3 ケース配置考察
Bサイズと同様の容積だが縦横比が異なる。
球廻りが窮屈だがボリュームスペースは確保。
(2016.04.19)
タカチTD7-10-3
(100mm×70mm×32.5mm)
に決定し仮組みしてみました。
トランスバンドは片側を垂直に曲げケース内に差し込んで、サイドからネジ止め。
球側のトランス足は球のカーブに合わせ修正
ボリュームは安価な16Φを使用。
DC-DC基板は8mmスペーサーで取り付け。
(DC-DC Boost Converter 8-32V to 45-390V Step-up Booster Modul)
(2016.04.27)
ケース及びトランスバンド塗装完了。
暫く乾燥となります。
(2016.05.05)
トランス帯はカッティングシート巻してみました。(半田の熱で若干変形しますので、最後に貼り付けたほうが良いようです。)
ホームセンターで、10cm 50円の投資です。
(2016.05.06)
回路は6AF11使用 The Squirrel Monkey のアンプ部を組み込みます。
トランスは東栄変成器T-850 7kΩ の
5kΩタップで使用。(3k 5K 7KΩタップ有り)
The Squirrel Monkey One Tube Guitar Amp schematic
組み上げ完了
175V電源回路部をDC-DCコンバータ空きスペースに組み上げましたがDC-DC基板上のマイナス電圧空きパターン上でもスイッチ端子の邪魔が無ければ組み上げ可能かと思われます。
左側面に6.3V降圧DC-DCモジュール設置
問題発生 : ボリューム最大では問題ないが絞った位置で発振有り。
ボリューム<>グリッド間、配線の見直し(入出力を物理的に離すように配線)及び、トランスとパラ付けの3nF配線の引き回し見直しで改善しました。
(2016.05.20)
手のひらサイズ、真空管ギターアンプヘッド完成
当初、1590Sの予定でしたがタカチのケースに詰め込みましたので難しくも見えますが、お好きなケースで如何でしょうか?
(2016.05.23)
本機に別途、小型DC-DCコンバータモジュール改造基板を接続してみました。
(NJM2374 PWMコントロールICに張替え)
hammond1590Aにぴったりサイズの改造基板となります。(32mm(L)*24mm(W)*14mm(H))
結果は可聴周波数ノイズ無く良好でしたので、更に小型化されたい方は此方もご参考にどうぞ。
(2016.05.24)
手のひらサイズ真空管ギターアンプ 製作費概算
6,500円 (4,700円+ACアダプタ1,800円)
アンプ部、他 | 2882 | |
真空管6AF11(中古) |
500 |
|
トランス 東栄変成器 T-850 | 1167 | |
12pソケット | 150 | |
6.3Φジャック | @70 | 140 |
ロッカーSW | 60 | |
電源ジャック | 60 | |
ツマミ | @100 | 200 |
取手 | 150 | |
ボリューム | @40 | 80 |
100u 16V | @20 | 40 |
10u 400V | 40 | |
0.022 400V | @32 | 64 |
0.0033/200p | @20 |
40 |
0.0047 50V | 10 | |
150Ω 1W | 21 | |
R 1/2W | @16 | 160 |
DC-DCコンバータ | 1060 | |
45-390V Module | 950 | |
MP1584EN DC-DC | 110 | |
ケース TD7-10-3 | 670 | |
ACアダプタ 12V5A | 1800 | |
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6AF11は高価な球では有りませんが国内では余り見かけません。 | ||
ebayでは500円位で常時有りますが送料の方が高くなります。 |
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ヤフオクで4本1500円で出品有り。(2016.06.01) 4本1000円に値下げ(2016.06.15) でも売れそうに有りません。 |
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*電源は12Vとして製作いたしましたが、ヒーターの為にDC-DCを乗せますので、特に拘る必用は無く、ノートパソコン用の16-19.5Vの電源を使用するのも有りかと思います。
(2017.02.01)
SONY ACアダプター VGP-AC16V7 16V 2.2A を12Vに改造した電源でもOKでした。
(2019.01.18)
*ヒーターの為に小型のDC-DCコンバーターを使用しておりますが不良となった場合、電源電圧がそのまま加わる可能性も有りますので、過電圧保護として効果が薄いかもしれませんんが6.8V位のツェナーダイオードとヒューズを6.3Vラインに入れておくと良いかもしれません。
(2019.01.27)
ヒーター用としてLM2596 or XL4015 CC/CV Module 利用を検討中。
(2019.01.31)
ヒーターラインに1.25Aチップヒューズを取り付けておりましたが切れました。
ヒューズですから即断性は低いかと思いましたが考えが甘かったです。
突入電流の考察として6AF11冷間時のヒーター抵抗値を計ってみました。(RDS製の6AF11)
冷間時2.6Ωほどでしたので、電源ON時に少なくとも2.4Aほど流れることとなり、DC-DCの定格として余り余裕がないものとも思われます。
DC-DC不良となるようであればON時に定電流となる回路を追加検討することとします。
(2019.09.02)
DC-DCとの電源接続
Power supply connection to the DC-DC converter
トランス電源部をDC-DCコンバータに置き換えます。
Replace a transformer power supply
(2016.07.28)
周波数特性
TONE(ハイカット)最小と最大時となります。
(2016.10.31)
トランス候補
PMF-B35S 3.5k 35mA
ゼネラルトランス販売 (旧ノグチトランスの製品)
T-600のコア材を太くしたような外観でリード出し
どちらかといえばラジオ用のトランス(現在セール中1,270円)
(2019.07.21)