EL34 スクリーングリッド出力

EL34スクリーングリッド出力DC-DCシングルアンプ自作

12V ACアダプター電源を内蔵DC-DCで330Vに昇圧・100X150mmの小型真空管アンプ自作

DIY-Audio EL34 Screen grid output DC-DC Single Ended Amplifier

EL34/6CA7 スクリーングリッド出力

真空管ミニアンプ自作

GT管を使用したかったのですがACアダプターでのDC-DC＋B電圧としますので、B電源を20~30W程に収める必要が有り、ヒーター電流及び突入電流を含めての電流となることが問題となります。

私の使用用途として余り出力は必要としないので何か良い球は無いかと探していましたが希望に叶う回路が春日無線変圧器の「長島勝」氏誌面掲載アンプ作品集に有りました。回路図 pdf

スクリーングリッド出力？こんな使用方もあるのですね。もったいない、いえいえ十分です。無駄に発熱される方がもったいないです。

ドライブ管は聞き慣れない球で2極＋３極の複合管6AQ7GT使用していますが之も希望のGT管、しかも背が低くていい感じなのですが一先ず手持ちの12SL7GTでドライブし様子見します。

(2016.12.15)

トランスは特価品の言葉に負けKA-54B57T

（OUT-54B57のカバー付き）

DC-DCは市販モジュール使用

ACアダプターは12Vで、ラッシュ的に厳しければ２機又は24Vを追加、若しくは遅延が必要か？。

ケースはタカチYM-150　(150X40X100mm)

（球のスペースを10mm広く確保のため背面のトランス取り付けは縦に差し込みます。）

(2016.12.17)

高圧コンは+Bラインに10μF追加とドライブ管用の47μFのみですので、内部は意外とスッキリしてます。

12SL7GTは方ユニットのみを使用

（SRPPとかパラに組み替えて遊べるように）

（定数は6AQ7GTオリジナルのまま）

下ケースを組み付けませんとグニャグニャでしなります。

あまり動作に自信が無く、失敗しても良いように、このケースにしましたがもう少しおごっても良いかもです。

ヒーター電源を接続して一先ず通電しB電圧を330Vに調整。

続いてB電源も接続し、正直、恐る恐る通電。

ラッシュでどうかな？でしたが何事もなくONしました。

ACアダプターは東芝PA3283U-5ACA 15V 5A を12Vに改造した物を使用しましたので、12V 6.25A相当になるかと思われます。

＊秋月12V 5A 電源ではカレントプロテクター動作により起動しませんでした。

消費電力はAC100Vで43W、流石に食います。

球の迫力に免じるしか有りません。

DC-DC及び球からの発熱は少なくケースが高温となることは有りませんが、次に同様の物を制作するとすればタカチのTD10-15-4Nが同サイズで2mm厚ダイキャストなので、候補としたい。

300V超えでヒーター電流も多く二重苦のままでの見切り製作でしたが、75W ACアダプター利用のおかげで、補助電源不要で普通に使用できそうです。

(2016.12.29)

制作費概算　１５，０００円

初の１万円超えになりましたが、無事音出しも出来、初GT管使用で満足度も高いので、OKとしましょう。

アンプ部		10878
EL34(中古)	1100	2200
12SL7GT	1000	2000
KA-54B57T(セール品)		5900
47μ 400V		84
10μ 400V		42
100μ 16V	11	22
100μ 50V	21	42
0.047μ 400V	105	210
R 5W	84	168
R 3W		48
R 1/4	6	72
2連VR		90
ラグ端子

DC-DCコンバータ		800
45-390V Converter (ebay) (DC-DC Boost Converter 8-32V to 45-390V Step-up Booster Modul)		800